サーバ ProxmoxVE準備
GlusterFS編
以前予告しておりましたサーバ移行について、
順を追って記事にしていきたいと思います。
初めに、
構成を以下のようにしております。
サーバ1
ProxmoxVE マスター側
起動用USB32GB
データ用HDD320GB
サーバ2
ProxmoxVE サブ1
起動用USB32GB
データ用HDD320GB
いつものようにインストールについては割愛いたします。
最初にGlusterFSの設定をします。
インストール後、各サーバにて、
apt-get update
apt-get install glusterfs-server
service glusterfs-server start
これでGlusterFSの起動まで終了。
各サーバに用意しているHDDをGlusterFS用に設定。
マスターとなるサーバ1にて実行。
クラスター名は任意。
pvecm create pve<- クラスター名
サーバ2によるサブ設定は、
サーバ1のIPアドレスを指定する。
サーバ2で、
pvecm add 192.168.0.1<- サーバ1IPアドレス
これでWeb管理画面でサーバ1のアドレスで、
サーバ2つ分の表示が出れば成功。
サーバ1でサーバ2への経路のセキュリティを確保。
サーバ1上で、
gluster peer probe 192.168.0.2 <- サーバ2のIPアドレス
以下、各サーバにて実行。
新規の場合、xは fdisk -l で確認。
fdisk /dev/sdx
mkfs.xfs -f -i size=512 /dev/sdx1
mkdir -p /data/hdd320
vi /etc/fstab
追記 /dev/sdx1 /data/hdd320 xfs defaults 1 2
mount -a
ここで同期するディレクトリを作成し同期設定します。
例:ボリューム名 -> gluster_volume0
mkdir /data/hdd320/gluster_volume0
最後に、設定をしGlusterfsを開始します。
サーバ1で実行。
gluster volume create gluster_volume0 replica 2 \ 192.168.0.1:/data/hdd320/gluster_volume0 \
192.168.0.2:/data/hdd320/gluster_volume0
※バックスラッシュ(\)は ¥でもOKです。
gluster volume start gluster_volume0
以上で設定は完了です。
使用するには、ProxmoxVE上でストレージを作成します。
データセンターからストレージを選択し、追加を押下で、
上のように設定し、内容が表示されれば完了です。
これが出来れば、サーバ1とサーバ2のデータHDDが同期し、
サーバ間のVMの移動も稼働中に可能となります。
どちらかのサーバが落ちても動作を引き継ぐ設定もありますが、
今日はここまで。