サーバを面白く 構想
サーバの遊び活用
前回紹介しましたサーバ2台構成でどうやって有効に使い倒すか。
それではご紹介いたします。
サーバというと24時間稼働を前提にする場合が多く、
仮に停止した場合でも、なんとか影響を最小限に留めることが求められるかと思います。
その構成として、
例えばストレージの冗長化というものがあり、
その方法としてRAIDがあり、そのミラーリング(RAID1,RAID10)では、
同時に書き込みを行い、どれかが故障した場合でも、
稼働には影響しない。
そのまま続行し、動いている間にストレージを交換。
RAID5、RAID6等動作原理が異なるものがありますが、
根本的にサーバが止まるとどうなんだい?
という点では、難しい問題となります。
そこで、激安でしかも安全をということで、
RAIDはしない構成で、
2台のサーバの中にそれぞれ同じ領域を確保し、
常に同調する方法をとりたいと思います。
それが、
GlusterFS
Storage for your Cloud. — Gluster
こいつを選択した理由は後々。
実はこれだけが同期できるソフトではないのですが、
いくつかテストをした中では、使い勝手や安定性がよろしかったという点も付け加えます。
そして、
一番重要な、
Proxmox VE 5.0 Beta
仮想化ベースです。
仮想化はいくつもの実PCの環境を、
丸ごとひとつのVMという塊にしてしまい、
そのVMをいくつも動かすという荒業を成し遂げるものです。
仮想化は昨今、WindowsでもHyper-V等でもてはやされておりますが、
これは、中身がDebianというLinuxのディストリビューションがベースになっており、
仮想化しなくても、単体で結構働ける働き者です。
Linuxを使うということは、仮想化はKVMとなりそのあたりの信頼性はお墨付きのはず?
先にGlusterFSについて触れておりますが、
Proxmox VE 5.0 Betaとの相性が良いのが選択理由です。
他社製品でも実現は出来ますが有償だったりします。
実際、理屈ばかりでは分かり辛いので、
次回から導入していきます!